ボールペンのJAPAN

日々
Kiviとボールペン
Kiviとボールペン

ボールペンに刻印されたJAPANの文字を探して暇つぶしをすることがある。縦横斜めに矯めつ眇めつ、無心になってJAPANの刻印を探す。

今のところ一番見つけにくかったのは、PILOTのSUPER GRIP・G3だ。見つけたとき、ほほう、となった。うちの奥さんにもやってもらったら、見つけるのに1分以上かかった。MITSUBISHI uni-ball Signo RT1も同様の位置にあったが、こちらはすぐに見つかった。

位置はメーカーやブランドなどによって違う。小さくて見つけにくく、思いのほか集中力を要するが、たいていペンの表層のどこかにあるはずだ。ヒッチコックの映画に出演しているヒッチコック本人を探すのと似ているかもしれない。

あるいは、家の中にいるはずの猫が、いくら呼んでも出てこないこととか。隠れる場所は猫の個性によって様々だ。箪笥の上の奥まったところ、押入れの隅っこ、埃だらけのソファの後ろなんかに潜んでいる。見つけたとき、そんなところにいたのか、となるが、猫は、何を騒いでおるのじゃ、とほくそ笑む。

ボールペンのデザインを考える人にとっては、まずは書き心地や見た目が重要だ。JAPANの刻印なんかは、むしろ目立たないほうがいいのだろうが、案外、個性というのは実用とはあまり関係ないところに、ひっそりと現れるのかもしれない。


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