IKEAのミートボール

フィンランド
IKEA Vantaa 2006
IKEA Vantaa 2006

『IKEA 2018 やっぱり、家がいちばん』
先日、郵便受けに約20センチ四方、厚さ1センチほどのカタログが投函されていた。表紙に大きな白い字で「IKEA®」とある。今年の十月に、名古屋の東隣にある長久手市にオープンしたばかりのスウェーデンの家具メーカー、イケアストアのカタログだった。

IKEA Vantaa

ヘルシンキに住んでいたころ。徒歩で30分ぐらいのところに、IKEAのVantaa店があった。うちの奥さんと一度だけ、散歩ついでにのぞいてみたことがある。巨大な倉庫付きの家具屋といった趣きの店内をブラブラして、デジカメで何枚か写真を撮影したことを思い出した。

SALTED CHIPS

手元のカタログをパラパラめくっていくと、途中に「イケアレストラン&カフェ」のページがある。そこにおいしそうなミートボールの写真を見たとき、うちの奥さんの表情が一瞬曇った。フィンランドのIKEA Vantaa店を訪れたときは、ポテトチップスを二袋買った以外、特に何も買わずに帰ってきたと思っていた。ところが彼女の記憶では、そのときミートボールも買っていたらしい。しかもあまり美味しくなかったとのこと。ぼくにはその記憶がまったく抜け落ちている。

彼女はもともと肉類がそんなに好きではない。かてて加えて、ぼくたちがヘルシンキでよく食べていたユーロショッパーの安く、美味しくはないミートボールの記憶が、IKEAのミートボールと重なって、ミートボール全体に対する不信感に繋がってしまったのかもしれない。「ミートボール」と聞くだけで胸がムッとしてしまうほど、彼女にとってはいやな記憶となっているようだ。

小原村で伝統の手漉き和紙を作っている知人宅を今年の8月ごろ訪れた時、近くにIKEAができるのをとても楽しみにしていた。理由はミートボール。「スウェーデン式のミートボールが食べられるみたいだよ、美味しいらしいよ」とニコニコと嬉しそうに期待に胸を膨らませていた。IKEAは「世界最大の家具量販店」のはずなんだが。

IKEA Vantaa

うちの奥さんの過去のつらい思い出を払拭するためにも、IKEAのミートボールの味を確かめに行かなければならないとしても、ミートボールを食べに行くためだけに、地下鉄と運賃の高いリニモを乗り継いで行くのはどうだろうかと疑問に思っていたら、最寄り駅のリニモ「公園西駅」を利用した人にソフトクリームのプレゼントが用意されている。あの手この手である。オープンしてしばらくは、かなり混雑しそうだ。休日はやっぱり家で過ごすのがいちばんだと思うのだが、ミートボールとソフトクリームに惹かれての物見遊山も悪くないかも。もともとぼくはミートボールが大好物なのだから。

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イケアは中部地区に初進出とも言われているが、1970年代に当時名古屋駅前にあった名鉄セブン(現在の名鉄百貨店)というデパートに、高級家具店として出店していたという証言もある。


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