イギリス文学

イギリス文学

収録作品

収録作品:H・E・ベイツ『クリスマス・ソング』大津栄一郎 訳(福武文庫)

A Christmas Song by H. E. Bates 目次 クリスマス・ソングA Christmas Song 軽騎兵少佐The Major of Hussars 水仙色の空The Daff...
収録作品

収録作品:『夜の姉妹団―とびきりの現代英米小説14篇』柴田元幸編訳(朝日文庫) 

『夜の姉妹団―とびきりの現代英米小説14篇』 目次 スティーヴン・ミルハウザー「夜の姉妹団」Steven Millhauser, "The Sisterhood of Night" レベッカ・ブラウン「結婚の悦び」Re...
短篇小説

皮膚を刺激する、ロアルド・ダール「女主人」

田中康夫の「伊豆山 蓬莱旅館」で母と娘が訪れたのは、伊豆のリゾート地にある老舗旅館だった。ロアルド・ダールの短篇小説「女主人」の舞台は、イングランド有数の温泉処でリゾート地のバースだ。  ビリー・ウィーヴァーは午後の鈍行列...
2019.06.05
短篇小説

組織付けられてきこえる猫の音響、H・E・ベイツ「歌う猫」澤村灌 訳

 そしてついには、すりつぶして油でいためた玉葱とソーセージ、アップルパイとクリームといった盛りだくさんな昼食をとったあと彼のアパートの古い揺り椅子にかけたまま眠りこみ、ふと目覚めると、飼い猫のスージーがシューベルトの『ディー・フォ...
2019.12.05
短篇小説

ディケンズに長期勾留される男たち、イーヴリン・ウォー「ディケンズを愛した男」中村融 訳

Helsinki 2006 「虫や蟻を寄せつけずにいるのはたいへんなんだ。二冊はだめにされてしまった。でも、ある油の作り方をインディオたちが知っていて、それが役に立つ」マクマスター氏は手近の包みをほどき、仔牛革で装丁された本を手渡し...
2019.07.05
短篇小説

口うるさい女性に対する無口な反逆、サキ「スレドニ・ヴァシュタール」和爾桃子 訳

「あの錠つきの箱に何を飼ってるの? おおかたモルモットだろう。きれいさっぱり処分してしまうからね」サキ「スレドニ・ヴァシュタール」和爾桃子 訳(『クローヴィス物語』所収)白水Uブックス 病弱で奔馬のような想像力の持ち主であ...
2019.04.27
日々

十月の信頼できない海馬

 マーティンは、秋がまたやってきたのを知った。犬が、秋の風と霜と、木の下で醸酵したリンゴの匂いをもって走りこんできたからだ。犬は、時計のゼンマイのようなその黒い毛のなかに、キリン草、夏の名残りのほこり、ドングリの殻、リスの毛、飛び...
2019.02.28
フィンランド

古い記憶がよみがえる、A Village After Dark / Kazuo Ishiguro

Pihlajamäentie Helsinki 2005 生まれつき三半規管のつくりが悪いのか、子供の頃からなんとなく方向音痴なところがある。フィンランドでも、よく道に迷ったのはフィンランドの緯度が名古屋より高く、地磁気の感覚が...
2019.02.28
日々

夢見を誘うラヴ・ストーリー、カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』Kazuo Ishiguro: The Buried Giant

Öland, Sweden 2003 『わたしを離さないで』から十年ぶりの新作となる、カズオ・イシグロの小説『忘れられた巨人』を読んだ。アーサー王伝説時代のブリテン島を舞台に、老夫婦がおぼろげな記憶をたよりに息子を訪ねて旅をする...
2019.02.28
短篇小説

黄昏時のホラー、カズオ・イシグロ「夕餉」 Kazuo Ishiguro / A Family Supper (1982)

ストックホルム、スウェーデン 2003年 「じつに美味い」とぼくは言った。「これは何です?」「ただの魚さ」 カズオ・イシグロ「夕餉」出淵博訳(『集英社ギャラリー 世界の文学(5) イギリス4』所収)集英社A Family Suppe...
2019.02.28
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