おばあさん細胞

おばあさん細胞

短篇小説

ハロウィーンのプルースト、ジュンパ・ラヒリ「ピルザダさんが食事に来たころ」

Tampere Finland 2003 小津安二郎の映画のような低い位置にあるリリアの目線が、ピルザダさんの扁平足と蟹股の脚を映し出す。加えて、シャーロック・ホームズの観察眼で、コートのポケットに樺や楓の葉っぱを発見し、靴の爪先や...
2019.11.22
フィンランド

周回遅れ

Tampere Finland 2004 時とは何だろうと思ってみるが、考えられることは……時と思ったらもう過去になってるアンディ・ウォーホル『ぼくの哲学』 落石八月月 訳 新潮社 「30歳になるとき、どんな気分だった?」美...
2019.02.28
短篇小説

イッセー尾形のバーテンダーが居そうな酒場で、レーモン・クノー 「トロイの馬」 塩塚秀一郎 訳

Bartender at TELAKKA in Tampere 2013 「トロイの木馬」ではなく、「トロイの馬」である。酒場のカウンターに男と女、馬、バーテンダーがいる。男と女はお金に困っているらしい。競馬で散財したのかもしれない...
2019.08.12
日々

祖父母の冷蔵庫に残っていたヤクルト

ヤクルトの空になった容器 近所に住んでいた祖父母の家には、狭い台所に小さな冷蔵庫があった。そこにはいつも、少しだけ期限切れになったヤクルトが何本も残っていた。子供の頃、遊びに行く度に「冷蔵庫の中にヤクルトがあるで、全部飲んでくれんか...
2020.01.15